自学自伸が身につくと、安易な質問が激減します。(^o^)
先生たちもやるべき仕事に集中できるようになります。
————出版予定の本より一部抜粋
我々は教えない塾を目指します。
生徒を伸ばす意識の低い先生は、しっかり丁寧に教えます。
「先生!ありがとう!わからない問題を、すぐにわかりやすく教えてくれて!」
なんて言われたりしているのでしょうか。実はこれは良くないんですよ。その瞬間はスッキリしますが、スッキリすることが目的ではないですよね。こんな先生は、本当に生徒を伸ばす気はないか、それか、本当の伸ばし方を知らないんですよね。
そもそも生徒の質問の仕方が大事です。
「せんせー、わかりませーん」
「ん?どこが?」
「全部」
「あれ?その質問の仕方でいいんだっけ?」
そこから質問の仕方の指導が始まります。
わからない問題があったら、まず解説を読む。
そして、その解説内で理解できない場所をピンポイントで質問する。
「解説のここの部分が、なぜこうなるのか、こう考えたんだけどわからないんです」
と、質問というよりは、分からない部分の説明をさせるんです。
ここで、先生はさらに簡単に教えて終わりにしないで、ヒントや質問返しで生徒の頭を活発にする。
これが生徒を伸ばす先生です。
もちろん生徒の段階によっては、丁寧に教える段階(リハビリ段階)も必要です。しかし、その後は上記の理由で、我々は「教えない塾」を目指します。
特に家庭教師や個別指導では、この必要な「余裕」がとれていないことが多い傾向にあるので注意が必要です。