学歴はただの手段の一つ。
松の木なら松の木に育てたらいい。悪い枝を切り、虫がついたらとってやり、コヤシをやる。それが教育というものであって、松の木を杉の木に育てる必要は、どこにもないのである。
松の木を杉の木に育てる必要はない。
漫画を描きたい子にスポーツ選手を目指させても仕方ない。
料理が得意な子に音楽家を目指させる意味はない。
日本はまだ学歴至上主義が残る。
生徒に、万年徹夜など無理をさせて、偏差値30上げて、難関校に入学しても潰れてしまう子が後をたたない。
それぞれの良さがあって、みんながみんな難関校に行けば良いわけではない。
松の木なら松の木として力強く生きていけばいいだけ。
それでも、それでも、である。
我々は、ひとつの手段として「目指せ学力上位校」を掲げる。
これには深い意味がある。
うちのEIMEI-TOP所属生たちは、そのプロセスで、上位校に入ることが目的にはならないことを実感していくはずだ。
生徒が曖昧な状態で迷ってたり、特に明確にやりたいことがない状態なら、上を目指させる意味は大きい。
逃げ腰な生徒もいるしね。
塾としてなるべく上を目指させることは大事だ。
でも、塾が生徒に上位校を目指させるなら注意しなくてはいけない。
本人が他の高校でやりたいことがあって明確に志望校が決まっている場合は、他の学校を目指させるのは本人に良くない。
(こんなの当たり前だが、暴走している塾も多くある)
そして、上位校に合格した後にも、輝いていけるように、本当の自分の学力、精神力も身についていなければいけない。
上位校に入ったは良いが、潰されてしまう生徒が一定数いるのは事実だから。
塾には重い責任がある。