俺は、中学時代、ハンドボールを続けたくて、志望高校ができた。
そのときの学力からは無理があった。
しかも、母子家庭で三兄弟。滑り止めの私立も受験できないほどお金がない。
誰に文句を言っても虚しくなるだけだ。
今自分の置かれた状況で全力を尽くすのみ!
「時間」は平等だった。
がむしゃらに勉強をした。そして、合格した。
高校に入ったは良いが、バイトもしなくては家計が回らない。
許可申請をしてバイトをしながら部活も部長までやった。
本当に苦しいときもあった。
しかし、部活をやりたくて高校を選んだのに手を抜くことはできない。
大学受験。
お金がなかったから、国立大学にしか進めない。滑り止めの受験費用さえない。
さらに、浪人なんてあり得ない。落ちたら働くしかない。人生がかかってる。まさに命がけだった。
自分で選んだ道だ。
誰に文句を言っても虚しくなるだけだ。
睡眠を削った。遊びの誘いを断った。
今自分の置かれた状況で全力を尽くすのみ!
そうやって、人生ってのは自分でつかみ取っていくもんだ。